国土地図株式会社

位置の基準

geo_coord

地球上の位置を示すためには普通、経緯度によって表します。基準となる位置がなければ統一のとれた地図を作ることができません。それでは、位置の基準となっているものは何なのでしょうか?


日本の位置の基準は「日本経緯度原点」です。「日本経緯度原点」は、明治初期に東京麻布の旧東京天文台において精密な天文観測を実施して定められました。求められた経緯度値だけでは、その点を基準に動いてしまい方向が定まりませんので、この位置から地上の特定の目標(茨城県つくば市北郷 国土地理院)の方位を観測し、その点の方位角を測地原方位としました(平成13年に測量法が改正され測量の基準として、世界測地系を採用することになりました。これにともない原点の新たな経度、緯度及び方位角の数値が定められました)。


「日本経緯度原点」の場所は、東京都港区麻布の旧東京天文台子午環の中心点です(平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴い、日本経緯度原点及び日本水準原点が移動しましたので、原点数値が改正されました)。

 

経度:東経139度44分28.8869秒
緯度:北緯35度39分29.1572秒
原点方位角:32度20分46.209秒
 
(真北を基準として右回りに測定したつくば超長基線電波干渉計観測点の方位角)

 

これは、測量法第11条、水路業務法第9条で「日本経緯度原点」を基準とすることと、その数値が測量法施行令第2条で定められています。