国土地図株式会社

地形図図式記号の起源と用語説明(マ-ワ)

明治から戦後30年頃までの5万分1地形図は、1色で描かれていました。
河川、湖沼、建物の線はほとんど同じ線号(太さ)で描かれているため、どの線が河川か湖沼か建物かというのが、見慣れていないと、判読しにくいと思います。
そこで、それらを見て、判読できる基準を書いてみたいと思います。

  1.河川とは、平水時において常時水量のある自然及び人工の河または川をいい、1条河川及び2条河川に区分する。

  2.河川は、長さが図上10.0mm以上、平水時の川幅が実長1.5m以上を表示する。
    ただし、この基準に満たないものであっても、地域の状況を表現するうえで、必要な場合は表示することができる。

  3.川幅が図上0.3mm以上のものは2条線で、0.3mm未満のものは1条線で表示する。

  4.著名または重要な河川については、名称を注記する。

という規定がありますが、もう一つの規定がありました。
それは「光輝側と暗影側「という規定です。

  1.光輝側は、図郭の下辺に対して、左上方45度の方向から光を当てた場合に、光に照らされている側とする。

  2.暗影側は、前述において、影になる側とする。

但し、大きい河川、広い湖沼は、横線を入れて表現してあります。
また、海岸線にも横の線が張っています。
大きな島嶼には、それらの島嶼を囲むように線が描かれています。
建物や国道も光があたらない側の線を太く、光のあたる側を細く描かれていますので、見る機会がありましたら、じっくりと見てください。

 

光輝側と暗影側の例

light1

 

light2

 

yogo

 

(H. T.)